こんにちは、ぼたんです。
先日、
地方（田舎）にある実家へ帰省したんですが、
実家のゴミ箱の中から16万円を作った
という、話をします。
いやー、
私からしてみれば
常識だと思っていたんですが、
お金の作り方を
知らない人もいるんだなぁ、と。
知らないってだけで、
16万円をゴミ箱に捨ててるんですからね。
その知らない人っていうのは
私の母（50代）のことなんですが、
まぁ、
時代の流れについてきていない、
ただそれだけなのかもしれませんが、
非常にもったいないなぁ、と。
何があったのかというと、
私の母（50代）が、
クローゼットの整理をしてたんですね。
そしたら、
30年前に買ったCHANELのチェーンバッグを
持ってきて、
もう年齢的に派手だから持てないし、
ぼたんもいらないっていうし、
他にあげれる人もいないから、
これ、どうしよう？
ってなってたので、
「ブランドものだし、売ってみたら？」
って私が言ったんですよ。
そしたら私の母は、
「誰がこんな30年前のCHANEL買うのぉ！しかもボロッボロだし、値段つかないでしょ〜！あっでも500円くらいにはなるの？」
でも500円なら
売りに行くガソリン代がもったいないから〜と、
「えい、捨てちゃえ」
と、
「ポイッ」っとゴミ箱に捨ててしまったんです。
たしかに、
バッグの角は擦れてボロボロ、
正規品の証であるシリアルナンバーも擦れて、
なんとかやっと番号が分かるくらい。
ですが、
天下のCHANELです。
価値が下がりづらいんですよねー。
なんなら、
ヴィンテージは希少価値がつくこともある。
CHANELの定番、マトラッセ。
JKがみんな欲しがるアレです。
私の母は、
CHANELの価値をよく知らないまま
持っていたということが証明されました。
宝の持ち腐れですね。
で、
私はこっそり
ゴミ箱に捨てられたバッグを手に入れて、
サクッとメルカリに出品しました。
四方八方から写真を撮って、
タイトルをつけて、
文章を書いて、
全部で20分くらい。
で、
すぐにコメントが2件ついて、
検討させてくださいとか言われて、
寝て、
朝起きたら
朝方にバッグが売れてました。
お昼頃に出品してから、
売れたのは次の日の朝方だから、
24時間経ってないですね。
起きてきた母に、
「おはよー。昨日のバッグ、メルカリで売れたよー」
すると母は、
「え？ゴミ箱に捨てちゃったよ…いくらで？頑張って3,000円くらいになった？」
「16万円」
「え？？？？？」
「16万円」
「は？？？？？」
「…」
という会話が、
実際に母と私の間で行われました。
1時間くらいは、16万円で売れたことが
信じられなかった様子でしたね。
メルカリを使って、
かくかくしかじか、説明してあげたら
ようやく納得して、
「最近の子はすごいねぇ。かしこいのねぇ…」
と、
感心されました。
母に感心されたの、今までで初めてかもしれません。
ボロッボロのCHANELでも、
16万円で売るためにやったことは、
非常に簡単です。
ものの売り方、やったことを解説します。
メルカリでものを売りたい人は、
ここに書いてあること
そのままやれば速攻で売れますし、
別にメルカリじゃない媒体で
ものを売るときも、
同じやり方でやれば速攻で売れます。
私はメルカリでの売り方を
学んだことはないし、
教わったこともないですが、
人の購買心理
要は、人がものを買う時の脳みそを
徹底的に学んだので、
メルカリでものを売るのは非常に簡単ですし、
例えばココナラや、Brain、tipsなんかでも
このやり方をそのままスライドするだけです。
今回、
そもそもメルカリを知らなかった母は
16万円損していたかもしれませんし、
店舗型のリサイクルショップに
持って行っていたら、
10万円以上は損していたと思います。
メルカリって
自分で金額がつけられるのが強みです。
ただし、
「自分の好きな金額」
ではなかなか売れません。
では、
やったことを書いていきます。
- メルカリ内で、同じバッグがないか調べた
- 同じバッグがいくらで売れているか調べた
- 他のバッグより希少価値をつけて売りに出した
これだけなんです。
要は、
メルカリという市場をリサーチしまくって、
まずは、バッグが売れる見込みがあるのか？
見込みがあるのが分かって、
いくらで取引されているのか？
同じバッグでも、
まだ売れていないバッグと差をつけるために
他とは違う施策をした。
これだけで、
20分でサクッと文章書いて出品したバッグが、
寝て起きたら、16万円に変わったんです。
さらに詳しく解説しますね。
1.メルカリ内で、同じバッグがないか調べた
調べる＝リサーチです。
リサーチは、
どんな市場でも、ビジネスでも、
リサーチを制するものがビジネスを制す
と言っても過言ではないくらい、
リサーチは超重要です。
要は、
市場に答えは出ているのだから、
調べようねって話です。
でですね、
メルカリ内で、
出品したい商品と同じ商品を探します。
大体、出てきます。
2.同じバッグがいくらで売れているか調べた
メルカリって、
すでに売れた商品を絞り込んで
検索ができるんですね。
画像の左上に、
「SOLD」って出ている商品のことです。
なので、
商品の取引されている金額、
相場っていうのが
すぐに分かるようになっています。
私が売った、CHANELのバッグは
商品の状態によって、
価格差が大きくありました。
商品の状態が新品・未使用となれば
最高で30万円とかで売れているのもあるし、
傷や汚れありだと
最高で16万円だったんですね。
ここで、
16万円なら売れる（ニーズがある）ことが
分かって、
バッグの大体の相場が分かりました。
で、
他のまだ売れていないバッグを見てみると、
大体、15万円、14万円、と
似たような金額で、売れてなかったんですね。
なので、
ここで同じような金額で出しても
売れるわけがないし、
「金額を下げて売るしかないかぁ」
って
ここで普通の人はそう思うと思うんです。
売れないから価格を下げよう
この考え方は、ビジネスにおいてNGです。
というか、
そりゃあ1,000円にしたら
サクッと売れると思いますけど、
1,000円で売れても嬉しくないし、
「もっとかしこいやり方」がありますよって。
3.他のバッグより希少価値をつけて売りに出した
ここがポイントです。
他の15万円、14万円のバッグと比べて
どう優位性をつけるか？（＝差をつけるか？）
を、考えます。
そこで私がやったことは、
「3日間限定で、38,000円引きです。」
「3日を過ぎたら、通常価格に戻して販売します。」
「通常価格は198,000円です。」
何が起きているかというと、
198,000円で出品して、
3日間限定で、38,000円引き。
要は、
「160,000円で買えるのは、3日間だけだよ〜」
と、謳ったんですね。
こうすることによって、
15万円、14万円あたりで
購入を渋っているお客さんは
確実にこっちの16万円の方を買うんですね。
なぜかというと、
2つの理由があるので解説します。
①希少性の原理
人って、
「限定」とか、「希少」とかに
非常に弱い生き物なんですね。
これを逃したら損してしまう、
チャンスを掴まずに後悔したくない、
という、
人の性質をうまく活用しています。
これを、希少性の原理といいます。
さらに、
②アンカリング効果
元値が198,000円、
という金額を意識させた上で、
そこから38,000円引きって
ものすごくお得に感じるようになっています。
人って、
はじめに見た情報を基準として
その後に見た情報の判断をしてしまうので、
元値が198,000円
（相場より高い…けどこれが基準）
3日間限定で160,000円
（38,000円引き！安い！）
となるわけです。
これを、アンカリング効果といいます。
希少性、
アンカリング、
心理学用語を使って解説しましたが、
この2つは
街を歩いていても、
テレビを見ていても、
Youtube見ていても、
毎日、見ない日はないマーケ心理学です。
覚えておいて損はないです。
【おまけ】サムネにこだわったら勝ち
サムネとは、商品画像のことです。
商品画像の1枚目にこだわると、売れるスピードはグングン上がります。
というのも、
メルカリ、ライバル弱過ぎるので
（てかライバル皆無）
ちょこっとサムネにこだわるだけで、
あっという間に他と差がつけられます。
メルカリって商品を探す時に、
まずは画像でバーっと一覧表示されるんですね。
なので、
タイトルよりも、
まず、画像を見て商品詳細が開かれます。
つまり、
商品が見られるかはサムネがキモ
な所もあったりします。
結論、
画像に文字入れたらみんな見る、です。
メルカリって
恐ろしいくらい、素人しかいないんですね。
商品の写真撮ったら、そのままアップしちゃう。
編集も文字入れも何もせずに、
自然光で撮って、ポンと上げちゃう。
なので、
文字入れてるのは
メルカリで稼ぎまくってるヤーさんとか、
中古販売の業者さんくらいなんですね。
とにかく、目立つんですよ。
文字が入ってると。
なんで、みんなやらないんだろう？
と思って私は
「3日間限定特別価格」
「38,000円引き」
とかって
ドーンとゴシック体で
サムネに文字入れをしたんですね。
そしたら、あっという間にポチられた、
というわけです。
きっと、
メルカリ販売のノウハウとか買ったら
こーゆーことが書かれているんでしょうね。
でも、
リサーチして、
売れてるの真似したら
それで解決なんですよね、結局。
答え出てるじゃん、って。
てか、この頃よく感じるんですけど、
世の中って、
本当「知識ゲー」だなって思いますね。
だって、
ものの売り方を知らない人は
メルカリで出品してもずっと売れないし、
なんで売れないか知らないし、
分かろうともしない。
そんで
「メルカリ最悪だわー」とかって言い始める。
売れないなら
値下げするしかないって思ってる人もいれば、
「リサーチの重要性」
を知らないから、
見て真似るということも知らない。
そもそも、
私の母のように
「メルカリで売る」という発想がなければ
16万円は今頃
ゴミ焼却場でバイバイしていたと思うと…
本当、知らないって損してるなー
って思いますね。
ものを売るって
こんなに簡単なのになーって。
お金を作るって
こんなに簡単なのになーって。
これってただの知識なので、
別に、知っているか知らないか。
ただそれだけなんですよね。
才能とか、いっさい無関係ですからね。
知っていれば、誰だってできることなので。
知識を入れるって、今からできることですし。
年齢も、性別も、なんにも関係ないですね。
うーん、
育児が落ち着いたら、
母にもいろいろ学んでもらおうと思います。
人生、まだまだ半分ですからね。
以上です。
ちなみに、
手に入れた16万円は母に振り込みました。
断固としていらないと必死でしたが、
説得して、なんとか渡せました。
母に恩返しするには
16万円なんてまだまだですねー。
知識つけまくって、
今後もとびっきり恩返ししていきたいですね。
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